カブ110のオイル交換
説明書には3000㎞ごと、もしくは1年ごとにオイル交換と書いています。オイル容量が800mlしか入らず空冷エンジンなのでオイルの劣化も早いです。
私は距離に関係なく半年ごとにオイル交換をします。これで熱ダレもなく快適に走ってくれます。走行時、少しエンジン音がうるさいと感じますが許容範囲内です。
今回はホンダ旧純正ウルトラG1オイル10W-30 SL 鉱物油 1L を使用しました。
事前に用意:
- ホンダ旧純正G1オイル
- メガネレンチ17ミリ
- アルミドレン/シーリングワッシャー12×20×1.5
- 廃油オイル受け皿
- 不要な古着
- 空のペットボトル
以上の6点を用意します。
オイル容量800ml:
新品のオイルは茶色です。ガムテープの上の位置が800mlです。
先に空のペットボトルにオイルを入れておきます。ペットボトルにオイルを入れる時は重さではなく容量で計算して下さい。オイルの比重は軽いので水の800gの重さで計算するとオイル容量は少しオーバーします。
暖機:
まずエンジンをかけて、数分間温めてオイルを柔らかくします。エンジンを止めたらオイル投入口のオイルゲージを少し緩めます。
理由はオイルを抜きやすくする為です。
ドレンボルトにマジックで印を付ける:
赤丸がドレンボルトです。トルクレンチがないので、ドレンボルトを開ける前に青色のマジックで印を付けます。
理由は締める時にどこまで締めるのかを覚えておくためです。
受け皿:
受け皿に不要な古着を入れて、エンジンの真下に持って行きます。古着は廃油を吸収しやすいモノを選んで下さい。
古いオイルを抜く:
メガネレンチでドレンボルトを緩めます。ドレンボルトは時計回りで緩みます。
キックペダルをキックする:
エンジンをかけずにキックペダルを数回キックすると古いオイルが良く出ます。
古いオイルは黒く汚れています。
ブリーザードレンの清掃:
古いオイルが抜けている間、ブリーザードレンの清掃をします。フロントタイヤから見て右側の茶色キャップがブリーザードレンです。
留めている金具をペンチでつまんで外します。
今回はブリーザードレンの中には異物が入っていなかったので、ブリーザードレンを元のところに確実に取り付けます。
下記の写真が外したドレンボルトとワッシャーです。傷んでいないので今回はワッシャーは再利用する形で行きます。
新しいオイルを投入:
- ワッシャーを付けてドレンボルトをある程度手で締める。
- メガネレンチでドレンボルトは反時計回りで印の付けた位置まで締める。
- オイル投入口から新しいオイルを入れる。
- オイルゲージを締めてエンジンをかける。
- 3~5分ほどアイドリングをしてエンジンを止める。
- オイルゲージを外し、布等でオイルを拭き取る。
- オイルゲージをねじ込まずに差し込み、オイルがオイルゲージの上限と下限の間にあることを確認して確実に取り付ける。
以上でオイル交換終了。