二級ボイラー技士と危険物乙種4類
職業訓練のビル設備サービス科に入所すると資格を取るのを勧められます。それが二級ボイラー技士と危険物乙種4類です。
まずは二級ボイラー技士からお話します。
二級ボイラー技士:
二級ボイラー技士は役に立たない資格の割には、実技講習の受講料やテキスト代、試験会場までの交通費、免許の発行手数料等を合わせると約4万円弱します。だからお金が、かからないように勉強したいです。
①二級ボイラー技士問題集を1冊購入
大型書店でカラーで文字が大きく、読んでみて分かりやすいと思った問題集を買って下さい。厚みのある問題集はヤル気がなくなりますのでそれは避けて下さい。また参考書はボイラーの実技講習で購入しますので買う必要はありません。
②過去問はネット
過去問はネットで出ているサイトがありますので、過去問は買う必要がありません。過去問10回分を繰り返しやって、8割ぐらい出来るようになったら、ほぼ合格すると思います。
③70点を目指す
筆記試験で満点を目指すのは難しいので70点を目標にしましょう。試験は科目ごと4割以上全体で6割以上で合格なので満点は不要です。難しい問題に時間をかけずに出来る問題だけやって行きましょう。
ボイラー実技講習:
①座学
2日間、大きな講義室で行います。寝ている人も多かったです。
②実習
1日だけ、ボイラーの点火作業をやります。冬場は大丈夫ですが夏場は暑くて地獄です。
余談ですが実習の時、ボイラー実習の教官が怖かった話をしてくれました。
昔、教官の目を盗んで生徒が単独でボイラーの点火作業をしていて、なかなか点火しないので燃料を送り続け、不完全燃焼を起こしたことがありました。
教官は不完全燃焼だと気付いて、すぐに作業を止めさせましたが、あたり一面がガスの臭いがしていて、もしそこでボイラーに点火していたら大爆発です。
当時は血の気が引いたらしく、今では生徒とマンツーマンでボイラーの点火作業をしていると言うことです。
危険物乙種4類:
この資格も取って役に立つのか疑問ですが、職業訓練のビル設備サービス科では取得をするように勧められます。そこでおススメの本はコレです。
乙4類危険物取扱者受験教科書 通称:赤本
株式会社 向学院
この本はメチャクチャ薄く本屋にある危険物乙種4類の問題集と比べても、かなり薄いです。カラーで文字も大きくマンガ風の挿し絵もあり、中高年の人でも分かりやすいです。
できたらこの本を3回以上繰り返しやって下さい。絶対合格が近くなります。実際私も職業訓練のビル設備サービス科に通っていた時、この本で訓練生の9割が一発合格していました。
この本があれば他の参考書や問題集は一切必要ありません。
因みに危険物乙種4類に合格した場合、受験した都道府県の収入証紙が必要になります。遠方の場合は郵送で送ってもらうか、もしくは現地の販売所で買う必要があります。