【高齢な親を持つ息子や娘は読むべし】高齢者を身近な危険から守る本
※この記事は私個人の感想です。
高齢者を身近な危険から守る本
良い点:
- 危機管理の知識のまとめ本
- 挿し絵があって読みやすい
悪い点:
- 高齢者にはやや難しい
- 被害にあった時の対策が書いていない
レビュー:
カラーの挿し絵があり、文字も少し大きめで読みやすく、高齢者が被害に遭いそうな、よくある手口と対策を紹介しています。
全体的に分かりやすい内容となっています。
例えば本書の中で「水道局や消防署の方から来ました。」まるで公的機関から来たような紛らわしい言い方で突然訪問して、浄水器や火災報知機を法外な値段で売りつけるのが、かたり商法と説明しています。
このかたり商法の対策は、「居留守を使う、相手を家に入れない、その場でサインをしない」と書かれています。
それはそうですが、やってしまった後のことを書いて欲しかった。消費者センターに問い合せをするのか110番するのか、法律的にはどこまで守ってくれるのか、そう言うのもプラスアルファで教えて欲しかった。
高齢な親のことを考えて、息子や娘が知識を得る為に読むのには良本だと思いましたが、高齢な親と離れて暮らしている場合に、この本をポンと渡して読んでもらうには、ちょっと違う気がした。
ある程度、危機管理の知識を勉強して興味のある高齢者なら、まだ読んでも価値がありますが、そんな高齢者がいるのかな。。。
最後に:活用方法は?
この本は身近な危険を、広く浅く分かりやすく学べます。
活用方法は息子や娘が読んで理解して、その知識を高齢な親に分かりやすく教えて上げる方法が一番良いと思いました。
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