入試の不正行為防止対策には受験料が絶対に上がる!
※この記事は私個人の感想です。
こんな事件がありました:
大学入学共通テストの試験中に試験問題の画像を外部へ送った問題で19歳の女性が警察に出頭した事件。
19歳の女性は自信がなかったのか可哀想な感じにも見えましたが、不正行為は絶対にダメなので真面目に取り組んで来た受験生からしたら大変迷惑な話です。
19歳の女性には反省して欲しいです。
今後、入試の不正行為防止対策に上がっているのが携帯電話抑止装置です。
スマホが使えないようにする:
携帯電話抑止装置とは
- 劇場とかコンサート会場で携帯電話の着信音が鳴らない、ATMの前で電話ができないようにする無線設備です。
仕組みは
- 各携帯電話会社の周波数はわかっているので劇場やコンサート会場やATMに携帯電話抑止装置を設置して携帯電話会社と同じ周波数の電波を発射して携帯電話を圏外にさせることです。
簡単に言うと
- 電子レンジを使用中にスマホを近づけるとWi-Fi(無線LAN)の2.4GHzの通信が途切れたり全く通信ができなくなるのと同じ原理です。電子レンジは2.4GHzの周波数を出しています。Wi-Fi(無線LAN)も2.4GHzで通信をしています。同じ周波数で通信をすると支障が出ます。
話しが逸れますが、これを防ぐには違う周波数で通信するかスマホを電子レンジから遠ざけるしかありません。
合わせワザ:電磁波シールド
試験会場では
- 携帯電話抑止装置
- 窓ガラスに電磁波シールド
この2点で外部との通信を遮断する方法がベストですが、でも全国にある試験会場に設置するにはお金がかかります。
携帯電話抑止装置:免許必要
- 無線局の免許
- 無線従事者免許
この2つが必要です。
携帯電話抑止装置は無線設備ですが、電波法では無線局と言います。
無線局の免許は申請すれば取れますが、無線従事者免許は第三級陸上特殊無線技士以上の有資格者が1名以上必要です。
車に例えると:ややこしいな
- 【車検証】携帯電話抑止装置に無線局の免許
- 【運転免許証】無線設備を操作する無線従事者免許
ランニングコストもかかります:
携帯電話抑止装置を設置したらランニングコストがかかります。
- 携帯電話抑止装置の本体価格と設置費用
- 無線局の免許の登録や更新費用
- 無線従事者免許を取得する為の費用
- 選任されたら場合は主任無線従事者の講習費用
ホント費用がかかります。
泣きをみるのは受験生:
もし携帯電話抑止装置が試験会場に設置したら一番可哀想なのが受験生です。
絶対設置費用が受験料に跳ね返ってきます。
リンク
リンク